前回、いろいろと髪を傷ませない話をしましたが、
日常の中でできることやケアのポイントをもう少し!
何度もいっていますが、髪を傷ませないためには
正しいヘアケアが必要です。
傷んだ髪は元には戻らないので、
美しい髪のためにはそもそもダメージを与えないことが大切です。
そのために正しいヘアケアを意識して行いましょう。
ポイント①シャンプー
毎日何気なくするシャンプーですが、やり方次第では
ダメージを与えてしまうことがありますので、
ここで正しいやり方を見直していきましょう。
・最初にブラッシングする
髪を濡らす前に、まずはブラッシングをしてください。
シャンプー中に指に髪が絡まったり、無理に引っ張ることが
ダメージにつながります。最初にブラッシングをしておくことで、
この絡まりを防ぐことができます。
また、ブラッシングによって頭皮や髪についた汚れを浮かせることができ、
シャンプーのときに落としやすくする効果もあります。
・予洗いはじっくりする
頭皮や髪の汚れの大半は、シャンプー前の予洗いで落とせると言われています。
やりすぎかなと感じるくらい、約2~3分ほどの時間をかけて、
シャンプー前にじっくりお湯で流して予洗いをしてください。
・シャンプーはしっかり泡立てて
シャンプーの泡には、髪同士の摩擦を防ぐ役割があります。
そのため、たっぷりの泡で洗うことが大切です。
まずはシャンプーを手のひらの上である程度泡立ててから髪にのせることで、
シャンプーのムラ付きを防ぎ、均等に泡立ちやすくなります。
泡立てが苦手な方は、最初から泡で出てくるシャンプーや
泡立てネットなどを使うのもおすすめです。
ポイント②ドライ
髪のダメージを防ぐために、乾かし方はとても重要です。
濡れた髪は、キューティクルが開いた状態なのでとても繊細で、
傷つきやすいため、少しの摩擦でもキューティクルを傷めてしまいます。
無理な力を加えないように、髪を乾かしていきましょう。
・タオルドライはやさしくしっかりと
タオルで拭くときには、ゴシゴシこすり合わせるのではなく、
タオルで髪をはさんでおさえ、水分を吸い取るようにします。
また、ここで丁寧に水分をとっておくことで、ドライヤーの時間を減らし、
不要な熱ダメージを防ぐことにもつながります。
・根元から順番に乾かす
髪は乾かす順番も重要。根元から順に乾かすようにして下さい。
乾きにくい根元から乾かすことで、髪全体を均等に乾かしやすくなります。
乾きやすい毛先を最初に乾かすと、根元など全体を乾かし終わったときには
毛先がオーバードライになってしまうことがあるので、注意が必要です。
・風のあたる角度にも注意
ドライヤーの風は、髪の根元から毛先に向かって当てるようにします。
これはキューティクルが髪の根元から毛先に向かって開くようについているため
この流れに逆らうように風を当てると、
キューティクルがめくれ、はがれてしまうことがあります。
・最後は冷風をあてる
最後はドライヤーの冷風で髪にたまった熱をとりましょう。
ドライできれいに閉じたキューティクルは、冷風で冷ますことによって
その形をキープしてくれます。髪を美しく保つために、
この最後のひと手間がとても重要になります。
ポイント③スタイリング
仕事やお出かけの際、スタイリングをする方も多いでしょう。
この時にも、髪にダメージを与えてしまわないよう
ポイントをチェックしておきましょう。
・無理なブラッシングはNG
絡まっている髪を、無理やりとかしてしまうのはやめましょう。
ブチっと髪が切れてしまいます。絡まりやすい毛先から順番にとかして、
優しく全体をきれいにブラッシングしましょう。
・ヘアアイロンは乾いた髪に
乾いた髪に比べて濡れた髪のほうが熱に弱いです。
そのため、ヘアアイロンを使用するときは、
髪を乾かしてからにしてください。
・ヘアアイロンの温度に注意
ヘアアイロンは、高すぎない温度で使いましょう。
200℃を超える温度に設定できるものもありますが、
150℃前後くらいで使用するのがおすすめです。
また、ヘアアイロンを使い慣れていないという方は、
つい髪に長時間ヘアアイロンを当ててしまいがちです。
そんな方は、もう少し低めの温度で使っていくと良いでしょう。
・最後にスタイリング剤
スタイリングの最後には、スタイリング剤を使うのもポイントです。
油分を含むスタイリング剤は、髪の表面をコーティングし、
ヘアスタイルをキープしながら髪の乾燥も防いでくれます。
ワックスやヘアオイルなど、その日のヘアスタイルに合わせて使いましょう。
ポイント④パーマ&カラー
おしゃれには欠かせないパーマやカラーも、
髪のことを考えながら取り入れましょう。
・やりすぎはNG
髪に影響を与えやすいパーマやヘアカラーは、
やりすぎには注意してください。
一見、見た感じはきれいに仕上がりますが、
多少なりとも髪の内部にダメージを与えているのは確かです。
髪の傷みのことも考えて楽しみましょう。
・リタッチのみにする
ヘアカラーは、毎回全体カラーをするのではなく、
根元のリタッチだけの機会を取り入れると、ダメージを抑えることができます。
ガラッと髪色を変えたいときは全体カラー、今のカラーが気に入っていれば、
根本だけを染めて合わせるやり方もいいでしょう。
・一緒にトリートメントも
美容室でヘアカラーやパーマなど薬剤の施術をしたときは、
一緒にトリートメントも行うと、髪のダメージケアと同時に、
スタイルや色持ちのアップにもつながります。
ポイント⑤紫外線対策
髪を傷ませないためには、紫外線対策も大切です。
最近では髪用の日焼け止めスプレーも販売されています。
帽子や日傘なども併せて使って、紫外線から髪を守りましょう。
ポイント⑥生活習慣
ダメージを感じさせない健康的な髪には、
実は生活習慣も大きくかかわってきます。
・食生活
人は体も肌も髪も、食べ物から得られる栄養によってできてきます。
すこやかな髪のために、偏った食生活には注意が必要です。
特に髪のために積極的に摂りいれたいのは、髪の主成分であるたんぱく質。
お肉や魚介類、大豆製品や卵からとり入れることができます。
また、健康な髪を作ることを助けると言われるビタミンB2もおすすめです。
レバーやうなぎ、アーモンドから摂取できます。
・睡眠
美しい髪のためには、きちんと睡眠時間を確保することも大切です。
寝ている間に成長ホルモンは分泌されています。
毎日同じ時間帯にしっかりと睡眠をとることで、
より良い成長ホルモンの分泌が促されます。
なるべく規則正しい睡眠習慣を心がけるといいでしょう。
自分でいろいろ試してみたけど、どうしても傷んだ髪が気になる時は、
傷んだ部分をカットするのも一つの手です。
ダメージの少ない部分だけになると、髪全体がきれいに見えるでしょう。
とにかく、美しい髪をキープするのに大切なのは、
そもそもダメージを与えないこと。
ダメージのあらゆる原因に気をつけながら、
きれいな髪の維持を目指してして過ごしましょう。
ramp hair design ランプヘアデザイン
福岡市中央区今泉2-1-10-1F
TEL 092-406-5057