髪を乾かすことで得られるいいこと

『髪の毛や地肌は乾かしましょう』

と美容室では言われると思います。

髪の毛を乾かすのって意外と時間がかかりますよね。

なかなか乾かなくて毎日大変な方もいるのではないでしょうか?

いろんな考え方、やり方があるとは思いますが、

乾かし方、早く乾かすコツなどもご紹介したいと思います。

髪の毛や地肌を乾かすのがなぜ必要なのか。

頭皮が濡れたままだとどうなるのか。

髪の毛をドライヤーで乾かさないとどうなるのか。

●頭皮が濡れたままだとどうなるのか。

地肌が濡れたままだと頭皮の常在菌が大繁殖してしまいます。

この常在菌は誰の頭皮にも存在します。

本来、必要なものですが、増えすぎると炎症やニオイの原因になります。

ひどい場合は、痒み、フケなど頭皮環境を悪化させ、

それが白髪や抜け毛、細気へと連鎖していきます。

この常在菌は皮脂膜をエサにして、過酸化脂質を生み出します。

これはシャンプーでは簡単に落とせないので、

頭皮のニオイがさらに強くなってしまいます。

●髪の毛をドライヤーで乾かさないとどうなるのか。

髪の毛は濡れているとき「水軟化」という現象が起こります。

一時的に髪の毛は脆くデリケートになります。

この状態ではキューティクルが剥がれやすくなることもあります。

こうなると、枕との摩擦で髪が一気にダメージを起こし枝毛が増えます。

カラーの褪色や、パーマ後の過度なパサつきの原因にもなります。

髪が濡れたままで寝ると、カラーはもちろんパーマ、トリートメントなど

せっかく綺麗にした髪も変わってしまいます。


美容室は何ヶ月かに1度。残りの日数を過ごす

ご自宅でのケアや習慣が大事で、美しい髪への近道にもなります。

そして髪の毛の理想のpHは弱酸性です。

よくシャンプーで「弱酸性」とありますが、

これは髪の毛が健康な状態を保つのにちょうどいいpHなのです。

例えば、ヘアカラー剤はアルカリ性。ブリーチは強アルカリ性で、

アルカリ性に傾くほど髪の毛はダメージを起こします。

水道水は、pH7の中性です。

実は、弱酸性よりアルカリに傾いていて

髪の毛に多少の負担がかかっていることになります。

これを知ると、早めに乾かしたいですよね。

ちなみに、

一度ダメージして剥がれたキューティクルはもどってきません。

ロングの方や伸ばしている方は、特にキューティクルを大切しましょう。

  これらをふまえて、シャンプー後はドライヤーを使って

なるべく素早く乾かすことが大切です。

①乾かす前の下準備

まずは、髪の毛を優しくタオルドライするところからスタートします。

ドライヤー前のタオルドライで水分を取っておかないと、

髪の毛に熱を当てている時間が長くなるのでダメージにつながります。

また、洗面所は湿度が高いので、乾かすのに時間がかかってしまいます。

違う場所の方が早く乾かすことができるかもしれません。

②根元から乾かす

毛先や中間から乾かしていませんか?

髪の毛で1番乾きにくい部分は根元です。

根元はヘアスタイルのベースとなる部分なので、

根元の癖を先に正すことで毛先まで綺麗に乾かすことができます。

   

③ドライヤーの風量と温度

早く乾かしたい時は、ドライヤーの風量と温度を工夫してみましょう。

風量が大きく、風の温度が高いほうが早く乾きます。

風量が大きいと、その分早く乾かすことができるので、

髪や頭皮への負担を抑えられるメリットがあります。

風の温度が高いものは、髪や頭皮への負担が大きくなるので、

風のあて過ぎや長時間使うのは要注意です。

④ドライヤーを左右に振る

1か所に集中して髪に熱をあてることは、

髪の1番外側部分のキューティクルが剥がれ、

そこから内側にある成分や水分が流れ出てしまいます。

ダメージにもつながってしまうので、

それを防ぐためにも左右に振りながら風をあてていきましょう。

左右に振ることでムラなく熱を分散させて早く乾かすことができます。

また、ドライヤーの先についているノズルを外してドライをすると、

風の方向性を一点に集中させずに乾かせるので、より早く乾きます。

 

それから、乾かす以外の頭皮と髪へのポイントは

地肌には頭皮用の化粧水や美容液、育毛剤、発毛剤など、

自分に合ったものを地肌につけて馴染ませます。

この時に、軽くマッサージをするとより効果的です。

髪には、洗い流さないトリートメントなどをつけて

ドライヤーの熱からも守ります。

乾かしながら、スタイリングに向けて気をつけるといいことは、

特に顔まわり、トップの生え癖はこの時にコントロール出来ていると、

スタイリングがしやすく、キマりやすくなります。

普段、ハネやすい部分があれば、そのハネているところの根元

意識して指の腹で擦って乾かしてみてください。

ハネる原因の根元の癖をとることで収まりがよくなるはずです。

前髪の割れ目が気になる時も、その割れ目を消すイメージで、

いろんな方向から 風をあてながら指の腹でこすります。

 最後に地肌がしっかり乾いているかを、指を入れて確認してみましょう!

 

髪を乾かすことで得られるいいことは、これから先の『いい感じ』につながっています。

日々の習慣で明日の素敵をつくっていきたいですね♪

 

 

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